この記事では採用担当者向けに新卒採用におけるリクナビといった就職情報サイトについて解説します。

これから新卒採用を始める企業やご利用サービスに迷っている企業におすすめの内容となっております。

マイナビの社員としてのリアルな裏側も紹介しますので、ぜひ最後まで見てみてください。

新卒採用における就職情報サイトとは

就職情報サイトとは、「仕事を探している学生や求職者」と「人を探している企業」をつなぐWeb上のプラットフォームのことです。

わかりやすく言うと「企業:求人を掲載する」「求職者:企業を探して応募する」この2つをマッチングする場所が就職情報サイトです。

昔の就職活動では、学生は大学に届く求人票を見たり、直接ハガキで企業に資料請求したりするのが一般的でしたが、現在では就職情サイトを通じて一括で情報を収集・管理するのが一般的となっております。

新卒採用における就職情報サイト”リクナビ”とは

リクナビは、株式会社リクルートが運営する日本最大級の就職情報サイトです。

マイナビと並んで「二大就活ナビサイト」と呼ばれ、新卒採用において最もポピュラーなプラットフォームの一つです。

2026年4月に大幅なリニューアルが行われ、最新の「リクナビ2027」ではAI技術を活用したサポート機能がさらに強化されています。

企業が”リクナビ”でできること

企業が”リクナビ”でできることは、以下の通りです。

ここから詳細を解説していきます。

新卒採用の求人掲載と情報発信

リクナビで企業は、新卒採用の求人掲載と情報発信が可能です。

またリクナビ2027からの新システムでは、従来の「企業単位」の掲載に加え、より詳細な発信が可能となっています。

具体的には、以下の通りです。

  • コース別掲載(職種・仕事単位)
  • クリック課金型(CPC)による露出コントロール

コース別掲載(職種・仕事単位)では、「営業職」「エンジニア」「事務職」など、職種ごとに独立したページを作成できます。

学生は「やりたい仕事」から検索するため、ミスマッチを防ぎながら母集団を形成できます。

クリック課金型(CPC)による露出コントロールでは、予算を「クリック数」に応じて消費する仕組みがあります。

注力したい時期には露出を高め、採用充足が近づいたら予算を抑えるといった、WEB広告のような柔軟な運用が可能です。

効率的な応募受付・管理(OpenES)

リクナビで企業は、効率的な応募受付・管理(OpenES)が可能です。

リクナビ独自の「OpenES」を活用することで、選考のスピードと精度を上げられます。

具体的には、以下の通りです。

  • 共通ESの受け取り
  • PR動画の確認

共通ESの受け取りでは、学生が登録済みの「OpenES」をそのまま受け取ることができます。

学生側の負担が少ないため応募ハードルが下がり、企業側も統一されたフォーマットで比較検討しやすくなります。

PR動画の確認では、自己PRに動画を添付している学生も多く、書類だけでは分からない雰囲気やコミュニケーション能力を事前に把握できます。

学生へのダイレクトなアプローチ

リクナビで企業は、学生へのダイレクトなアプローチが可能です。

具体的に、リクナビには以下のようなターゲット層へ能動的に働きかけるツールが用意されています。

  • ターゲットメール(スカウト)
  • 検討リスト登録者へのリマインド

ターゲットメール(スカウト)では、大学、学部、志望職種、適性診断の結果などの条件で絞り込み、自社にマッチしそうな学生に直接メッセージを送ることができます。

検討リスト登録者へのリマインドでは、自社を「検討リスト(お気に入り)」に入れている学生に対し、説明会や締め切りの案内を送り、エントリーへ繋げることができます。

適性検査(SPI3)との連携

リクナビで企業は、適性検査(SPI3)との連携が可能です。

適性検査(SPI3)は、株式会社リクルートが運営している適性検査です。

適性検査(SPI3)の連携の詳細は、以下の通りです。

  • 選考のデータ化

選考のデータ化では、SPIの結果をリクナビの管理画面上で一元管理でき、面接時の評価基準や配属先の検討材料としてシームレスに活用できます。

大学1.2年生向けの採用広報と採用工数の削減

リクナビで企業は、大学1.2年生向けの採用広報と採用工数の削減が可能です。

就活解禁後の本選考以外でも、長期的な接点作りが可能となっております。

詳細は以下の通りです。

  • インターンシップ・キャリア教育
  • Airワーク 採用管理との連携

インターンシップ・キャリア教育では、低学年(1.2年生)や、3年生向けの就業体験プログラムを掲載できます。

早い段階から社名を知ってもらい、ファンを増やすためのブランディング活動が行えます。

Airワーク 採用管理との連携では、リクルートが提供する採用管理システム(ATS)と連携し、リクナビ以外(自社HPや他媒体)からの応募者もまとめて管理することで、事務作業の工数を削減できます。

学生が”リクナビ”でできること

学生が”リクナビ”でできることは、以下の通りです。

ここから詳細を解説していきます。

効率的なエントリー準備「OpenES」

リクナビで学生は、効果的なエントリー準備ができます。

学生がリクナビを利用する最大のメリットは「OpenES(オープンエントリーシート)」です。

「OpenES(オープンエントリーシート)」でできることは、以下になります。

  • 1度の作成で複数社へ応募可能
  • 作成時間の短縮

1度の作成で複数社へ応募可能では、あらかじめ自己PRやガクチカ(学生時代に力を入れたこと)を登録しておけば、4,000社以上の導入企業に対して共通のESを提出できます。

作成時間の短縮では、企業ごとに1から書き直す手間が省けるため、その分、企業研究や面接対策に時間を充てることが可能です。

徹底的な自己分析・企業研究

リクナビで学生は、徹底的な自己分析・企業研究が可能です。

具体的には、以下の通りです。

  • リクナビ診断
  • リクナビSPI模試
  • 企業からの「気になる」受信

リクナビ診断では、簡単な質問に答えるだけで、自分の性格的特徴や向いている仕事の傾向を分析できます。

リクナビSPI模試では、多くの企業が採用試験で導入している「SPI」の模擬試験をサイト上で受けることができ、自分の実力を把握・対策できます。

企業からの「気になる」受信では、学生が自分のプロフィールを登録しておくと、興味を持った企業から「うちのインターンに来ませんか?」「説明会に参加しませんか?」といったスカウト(アプローチ)が届くことがあります。

多様な「仕事」との出会い

リクナビで学生は、多様な「仕事」との出会いをすることができます。

具体的には、以下の通りです。

  • 職種・コース別検索
  • インターンシップ・1day仕事体験の予約
  • WEB説明会(リクナビLIVE)

職種・コース別検索では、リクナビ2027から企業名だけでなく「営業職」「企画職」といった具体的なコース単位で仕事を探しやすくなりました。

インターンシップ・1day仕事体験の予約では、3年生だけでなく、1.2年生のうちから参加できる就業体験プログラムを探し、そのまま予約・応募が可能となっております。

WEB説明会(リクナビLIVE)では、現地に行かなくても、スマホやPCからリアルタイムで企業の社風や仕事内容を知ることができるイベントに参加できます。

スケジュールと情報の管理

リクナビで学生は、スケジュールと情報の管理をすることができます。

具体的には、以下の通りです。

  • 検討リスト
  • アプリでの一元管理

検討リストでは、興味がある企業を「検討リスト」に入れておくと、その企業の締め切り情報や説明会日程が更新された際に通知を受け取れます。

アプリでの一元管理では、専用アプリを使えば、企業とのメッセージのやり取りや選考スケジュールの確認を外出先でもスムーズに行えます。

就職情報サイト”リクナビ”を利用するメリット・デメリット

ここでは、就職情報サイト”リクナビ”を利用するメリット・デメリットを紹介していきます。

就職情報サイト”リクナビ”を利用するメリット

就職情報サイト”リクナビ””を利用するメリットは以下5点があります。

1点目は、コストの最適化(クリック課金型)です。

具体的には、従来の「数百万円の一括前支払い」ではなく、学生がページを開いた分だけ費用が発生する仕組みです。

予算上限を設定できるため、採用が順調なら掲載を止めてコストを抑えるなど、柔軟な予算管理が可能です。

2点目は、「職種」ベースでのマッチングです。

会社全体ではなく「営業職」「エンジニア」といった職種(コース)単位で求人を出すため、知名度が低い企業でも、仕事内容に興味がある学生と出会いやすくなりました。

3点目は、OpenESによる辞退防止と効率化です。

学生が一度書いたESを使い回せるため、エントリーの心理的ハードルが低くなります。

また、企業側も統一フォーマットで評価できるため、選考スピードを上げられます。

4点目は、圧倒的な学生ユーザー数です。

日本最大級のプラットフォームであるため、特定の層(理系、地方、高偏差値帯など)に絞ったターゲティングメールの配信対象が非常に豊富です。

5点目は、低学年層への早期アプローチです。

1.2年生向けのキャリア教育プログラムなども掲載できるため、就活解禁前から自社の認知度を高める「中長期的なブランディング」が可能です。

就職情報サイト”リクナビ”を利用するデメリット

就職情報サイト”リクナビ””を利用するデメリットは、以下4点があります。

1点目は、運用工数の増加(掲載して終わりではない)です。

クリック課金制(オークション形式)になったことで、「どの求人の露出を増やすか」「予算をいくら積み増すか」といったWEB広告のような運用スキルと、日々のチェックが必要になっております。

2点目は、人気職種でのコスト高騰です。

人気の職種や特定の時期は、1クリックあたりの単価が上昇しやすくなります。

競合他社が多い場合、想定以上にコストがかかったり、逆に予算が少なすぎると全く表示されなかったりするリスクがあります。

3点目は、管理画面の習熟が必要です。

学生管理システムが「Airワーク 採用管理」に一本化されたため、古いシステムに慣れていた担当者は、新しい操作感や機能(チャット形式の連絡など)を覚える必要があります。

4点目は、志望度の低い応募が混ざる可能性です。

OpenESは提出が簡単な反面、「とりあえず出してみよう」という層も集まりやすくなります。

そのため、選考の初期段階で自社への熱意をどう見極めるかが課題となります。

最後に

本記事では、就職情報サイト”リクナビ”についてまとめてきました。

就職情報サイトは他にもマイナビ・キャリタス・ワンキャリアがあり、各社特徴があります。

自社に合う就職情報サイトや運用方法が採用成功への近道になりますので、本記事を踏まえて、より詳細を聞きたい人は、ぜひお問い合わせください。